「海外で使うWiFi、容量はどれくらい選べばいい?」——プランを見ると「1日◯GB」「無制限」などの表記が並び、どれが自分に合うのか迷いやすいところです。

先にお伝えすると、必要な容量は使い方で大きく変わるため、この記事では金額や容量を断定しません。用途別の通信量の目安を示しつつ、無制限と従量(容量制)の選び方を整理します。本記事の記述は本記事冒頭の確認日時点のもので、実際の容量・料金は渡航先やプランで変わるので、各サービスの公式の容量表記でご確認いただく前提で読み進めてください。

この記事の要点(先に結論)

  • 1日ごとに上限がある容量プランはいちばん多く使う日の通信量を基準に選ぶ(旅行全体で容量を共有するプランなら「1日の目安 × 旅行日数」で見積もる)
  • 音声通話は約0.06GB/時間と軽く、地図・SNS閲覧は約0.4〜0.6GB/時間、動画は画質しだいで1時間あたり数GB(Netflix HDで最大3GB/時間)まで重くなる
  • たくさん使う・気にしたくないなら無制限、軽め・節約重視なら従量(容量制)
  • 無制限でも公平利用のための利用制限や通信停止がある場合があり(動画・更新・バックアップなど負荷の大きい通信が対象になりうる。返金なしの例も)、常に高速とは限らない
  • ホテルWiFi併用・オフライン地図・自動更新オフで通信量は抑えられる

用途別の通信量の目安

まず、海外でよく使う用途の1時間あたりの通信量を整理します。下の表は、サービス提供者が公式に公表している値(公式値)と、公式の公表値から1時間あたりに直した値(当サイト換算)です。

用途条件1時間あたりの通信量値の種類(出典)
地図マップ検索約0.4GB/時間当サイト換算(グローバルWiFi公式の目安表から)
SNSInstagramの閲覧約0.6GB/時間当サイト換算(グローバルWiFi公式の目安表から)
音声通話アプリでの音声通話約0.06GB/時間当サイト換算(グローバルWiFi公式の目安表から)
ビデオ通話Zoom 1対1・高画質(上り0.6Mbps+下り0.6Mbps)約0.54GB/時間当サイト換算(Zoomサポートの帯域幅から)
ビデオ通話Zoom グループ・高画質(上り1.0Mbps+下り0.6Mbps)約0.72GB/時間当サイト換算(Zoomサポートの帯域幅から)
動画(YouTube)480p(推奨速度1.1Mbps)約0.5GB/時間当サイト換算(YouTubeヘルプの推奨速度から)
動画(YouTube)1080p(推奨速度5Mbps)約2.3GB/時間当サイト換算(YouTubeヘルプの推奨速度から)
動画(Netflix)画質「低」(ベーシック画質)最大0.3GB/時間公式値(Netflixヘルプセンター)
動画(Netflix)画質「中」(標準画質)最大0.7GB/時間公式値(Netflixヘルプセンター)
動画(Netflix)画質「高」・HD最大3GB/時間公式値(Netflixヘルプセンター)

当サイト換算の方法:地図・SNS・音声通話は、グローバルWiFi公式「1日に使えるデータ容量の目安」の1.1GB/日プランの列(マップ検索 約2時間50分、Instagram閲覧 約1時間50分、音声通話 約18時間40分)から、1.1GB(1,100MB)÷ 使える時間で算出しました(例:地図は1.1GB ÷ 約2.83時間 ≒ 約0.4GB/時間)。YouTubeとZoomは、公式の推奨速度・帯域幅を1時間流し続けた場合の値で、速度(Mbps)× 3,600秒 ÷ 8 ÷ 1,000 = 速度(Mbps)× 0.45 で計算しています(Zoomは送信・受信の両方がデータ容量を消費するため上り+下りを合計)。Netflixの値はウェブブラウザで視聴する場合の1台あたりの上限です。

グローバルWiFiの同じ目安表では、Web閲覧は時間ではなくページ単位で、1.1GB/日プランで約1,400ページ(1ページあたり約0.8MB)とされています。なお、地図の通信量はルートや表示内容で、SNSは動画や大きな写真の表示・投稿で大きく変わると公式も注記しています。

ポイントは、音声通話は軽く、地図・SNS閲覧は1時間あたり0.4〜0.6GB程度、動画は画質しだいで1時間あたり数GBに達するということです。テザリングでPCをつなぐ場合も、そのPCで使う用途(動画・会議など)の通信量がそのまま加わります。まずは自分が旅先で何を何時間くらい使うかをイメージしてみてください。

旅行日数×使い方で見積もる

見積もり方は、プランの容量の区切り方で変わります。海外WiFiレンタルに多い1日ごとに上限がある容量プラン(1日300MB・600MB・1.1GBなど)では、旅行全体の合計が収まっていても、特定の日に使いすぎるとその日の上限を超えてしまいます。この場合はいちばん多く使いそうな日の通信量を基準に選びましょう。1日の区切り(容量がリセットされる時刻)が日本時間か現地時間かも、プランの案内で確認しておくと安心です(グローバルWiFiは日本時間の0:00〜23:59を1日として計算)。

1日分の通信量は、上の表の「1時間あたりの通信量 × 使う時間」を用途ごとに足して求めます。表の値だけで計算すると、たとえば次のようになります。

  • 地図とSNS中心:地図を1日1時間(0.4GB/時間 × 1時間 = 約0.4GB)+ Instagram閲覧を1日30分(0.6GB/時間 × 0.5時間 = 約0.3GB)→ 1日約0.7GB。1日600MBのプランでは足りない可能性があり、1日1.1GBのプランなら収まる計算です。
  • 夜に動画も見る:上記に加えて、ホテルでNetflixを標準画質(画質「中」)で1時間(最大0.7GB)→ 1日最大約1.4GB。1日1.1GBのプランを超えるため、ホテルのWiFiを使うか無制限プランを検討します。

旅行全体で容量を共有するプランなら、1日分の通信量 × 旅行日数で見積もれます。たとえば上の「地図とSNS中心」(1日約0.7GB)で5日間なら、0.7GB × 5日 = 約3.5GBです。

複数人で1台をシェアする場合は、その分だけ消費が増える点にも注意が必要です。家族やグループで動画やSNSを各自が使うと、1人旅の想定よりまとまった容量が必要になりやすくなります。

ただし、これはあくまで概算です。アプリの自動更新やバックグラウンド通信など、自分では意識しない通信も発生します。少し余裕をもたせて見積もると、現地で足りなくなる心配を減らせます。最終的な必要量は、各プランの容量表記と合わせて判断してください。

無制限が向くケース・従量が向くケース

容量プランは大きく「無制限」と「従量(容量制)」に分かれます。それぞれ向く人が違います。

無制限が向くケースは、動画をよく見る、ビデオ通話やテザリングを多用する、人数が多くて1台を共有する、そもそも容量を気にせず使いたい、といった場合です。残量を気にしなくてよい安心感が魅力です。ただし、無制限プランでも公平利用のための利用制限や通信停止が設けられている場合があり、「無制限=常に高速」とは限りません。たとえばグローバルWiFiの公平利用方針では、通信量にかかわらず、動画ストリーミング・オンラインゲーム・OSやアプリのダウンロード/アップデートなど負荷の大きい通信で回線に過剰な負荷が生じたときに通信の停止や利用制限を行う場合があり、利用期間中は通信不通のままとなることもあり、その場合も料金は返金しないとしています。また、グローバルWiFiの容量無制限プランの案内でも、短期間に過剰な大容量通信を行った場合は、通信会社が事前の通告なく通信量の制限を行い、通信速度を低速化して利用を制限する場合があると明記されています。条件はサービスごとに異なるため、公式でご確認ください。

従量・容量制が向くケースは、滞在が短い、地図とSNS中心で通信量が読みやすい、なるべく費用を抑えたい、といった場合です。必要な分だけ選べるため、軽い使い方なら無制限より費用を抑えやすいことがあります。一方で、想定より使うと容量を超えて速度が落ちたり、追加が必要になったりする点には注意しましょう。

つまり、たくさん使う・気にしたくないなら無制限、軽め・節約重視なら従量が一つの目安です。

容量を節約するコツ

容量を抑えたいなら、ちょっとした工夫が効きます。

  • ホテルや空港のWiFiを併用する: 写真のアップロードやアプリ更新など大きな通信は、宿のWiFiにつないだときにまとめると、外出中の消費を抑えられます。
  • オフライン地図を活用する: 訪れるエリアの地図を事前に保存しておけば、移動中の地図利用による通信を減らせます。
  • 自動更新・自動アップロードをオフにする: アプリの自動更新や写真のクラウド自動バックアップは、知らないうちに通信量を消費しがちです。旅行中は一時的にオフにしておくと安心です。
  • 動画の自動再生を切る: SNSの自動再生や高画質設定を見直すだけでも、消費を抑えやすくなります。

これらを組み合わせると、同じ旅程でも通信量をかなり節約できます。

まとめ

海外WiFiの容量は、用途ごとの1時間あたりの通信量 × 使う時間から1日分を見積もり、1日ごとに上限があるプランならいちばん多く使う日を基準に、旅行全体で容量を共有するプランなら日数を掛けて選ぶのが基本です。動画やテザリングを多用するなら無制限が安心ですが、無制限にも公平利用のための制限(負荷の大きい通信での利用制限・通信停止、返金なしの例も)がある場合があるため、条件は確認しておきましょう。地図とSNS中心で軽めなら、従量・容量制でも十分なことが多いです。

通信量はあくまで目安で、使い方によって大きく変わります。容量・料金・速度制限の条件は渡航先やプランで異なるため、最後は各サービスの公式の容量表記で確認するのが確実です。

グローバルWiFi(容量プランを確認)を見る →

※海外用WiFiレンタルのサービスです。容量プラン・速度制限の条件・料金は渡航先やプランで異なります。無制限プランでも、動画・更新など負荷の大きい通信では公平利用方針により通信停止や利用制限がかかる場合があり、その場合も返金はありません。公式サイトで最新の容量と料金をご確認ください。

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